建築デザイン工学科より(日誌)

【建築デザイン工学科】3年生・産学連携授業 with 伊田テクノス㈱・東和アークス㈱

 令和8年6月18日(木)に【産学連携授業】として伊田テクノス㈱様ならびに東和アークス㈱様にご協力いただき、3年生2クラスを対象に体験・実践型の授業『施工管理シミュレーション・基礎編』を実施しました。

この授業は、過年度マイスターハイスクール事業(旧大宮工業高)で実施した内容を今年度は大宮科学技術高校向けに改良し、グループワーによるコンクリートの積算や見積書の作成の他、「仕事」をするためのプロセスの他、実際の建設現場で起こりうるトラブルへの対応についても学びました。

 1.コンクリートの積算ワーク(原価管理:①)

 建物の設計図を基に、必要なコンクリートの打設量を正確に計算することで、建設現場で求められる正確性や数量計算を学びました。

 2.見積書の作成(原価管理:②)

 次に3社の生コンクリート会社を比較し、最適な会社を選定するワークを行います。コンクリートの価格だけでなく、輸送の距離、保持するミキサー車など、工事現場や周りの環境の様々な要素を考慮しながらグループで話し合い、1社を選定した明確な理由や総合的な判断根拠を各班で発表し、最適な判断・決定の難しさや責任の重さを体感しました。

  

3. トラブル対応シミュレーション(工程管理)

 最後は台風による工期遅延という想定外の事態が発生し、生コンクリート会社の再手配が必要になる想定です。限られた時間の中で、顧客に状況を説明し、新たな見積もりを取り付け、商社と交渉する一連の流れやプロセスを学び、実際の業務を想定したロールプレイング体験をし、「社会に出てすぐに役に立つ」「トラブル対応の心構えができた」「交渉する難しさを知った」などの意見がたくさん上がり、生徒にとって非常に有意義な授業になったようです。

  今回の授業は、生徒自身が近い将来の社会人を想像しつつ、企業の方々から直接指導をいただき、入社前までにコミュニケーションスキルや問題解決能力を養うこと、その必要性を感じること、社会人としての心構えを持つことが目的です。この授業の経験を活かし、生徒一人ひとりが、自分の目標に向かって進めるような環境を継続的に作りたいです。

 ご協力ただきました伊田テクノス㈱様、東和アークス㈱様の皆様に心より感謝申し上げます。※今後、2・3学期中に『施工管理シミュレーション・応用編』を実施する予定です。