建築デザイン工学科
概要
風通しのよい空間、気持ちの落ち着く色、心地よい日差し。毎日の生活の中であなたが何気なく「いいな」と感じること。建築デザイン工学科では、人間の五感を活かして、安心安全かつ、自分にも他人にも快適な住空間づくりを学習していきます。2年次から、「ビルドデザインコース」と「インテリアデザインコース」の2つのコースに分かれます。
ビルドデザインコース
4年制大学進学を前提に、建築の基礎から応用までを学びます。単なる住宅設計にとどまらず、グローバルな視点から街全体のデザインを考え、環境共生に配慮した設計を学びます。最新のデジタル技術を活用した実習も行い、基礎から先進的な技術まで幅広く習得します。豊かな創造力と広い視野を備えた、次世代の建築士になるための第一歩を踏み出しましょう。
インテリアデザインコース
人々の暮らしを豊かにする「空間」を創造することを目指します。住宅から商業施設まで、多様なインテリアを学び、色彩や照明、家具配置の知識を習得します。それを模型製作やデジタルファブリケーションで表現します。さらに、バリアフリーや環境に優しい素材の活用も実践的に学び、創造力を育みます。多角的な視点を通して、人々の心に響くデザインを探究しましょう。
特色
Point1 建設業界の最先端技術を活用した授業
建設現場で広く活用されているドローン、3Dレーザースキャナ、BIM/CIMといった最先端の測量・設計技術に触れる機会を数多く設けています。また、連携企業から専門の講師を招き、これらの機器の操作方法や実際の活用事例について、実践的な講義と実習を行う予定です。
Point2 グローバルを意識した国際理解教育
国際的に活躍する協力企業のインターナショナルワーカーの方々を招き、共同作業体験を実施する予定です。異文化理解を深めながら、国際的な視点で物事を考え、コミュニケーション能力を高めることを目指します。これらの取り組みを通して、グローバルな視点を身につけ、未来の建設業界を牽引する人材を育成します。
Point3 建設現場を知る企業等連携
建設現場や住宅展示場などの現場見学をとおして、教科書だけでは学べない生の建築現場を体験します。協力企業の指導のもと、コンクリート打設までの工程管理や原価管理のシミュレーションなど、実践的な問題解決能力の習得を目指します。
建築デザイン工学科より(日誌)
【課題研究】文化祭「ウェルカムアーチ」製作プロジェクト ~高大連携ものつくり大学でご指導を仰ぐ~
先週6月5日(金)にアーチ製作『デザイン案』について、木造構造物の専門的な設計に関わる技術的なご指導をいただくため、高大連携でお世話になっている「ものつくり大学建設学科」の横山先生と芝沼先生の下を訪れました。
生徒が描いた『デザイン案』はあくまでもデザイン図面上の設計であり木造構造物を製作するには、構造計算や技術的な補強等が必要不可欠です。両先生は、生徒の『デザイン案』コンセプトとプレゼンを聴き、最良で的確なアドバイスをしていただいただけでなく、より良い作品にするための新たな提案やプランを快く出してていただきました。
そのアドバイスを基に『デザイン案』をブラッシュアップし、来月『最終デザインセッション』を行う予定です。横山先生並びに芝沼先生には、お忙しい中ご指導いただき感謝申し上げます。
【建築デザイン工学科】3年生・産学連携授業 with 吾妻工業㈱ 『折り紙チャレンジ』
令和8年6月4日(木)に産学連携及び国際交流教育の一環として吾妻工業㈱様(さいたま市大宮区)及び㈱ビルコ様(上尾市)・大黒屋建材㈱様(さいたま市北区)・㈱高信工業様(さいたま市岩槻区)をお招きして、3年生2クラスを対象に『建設業のグローバル化体験』を実施しました。
この体験は、建設業界で急速に進むグローバル化(多国籍労働者と協働)を肌で感じてもらうために『折り紙チャレンジ』と称し、6グループに分かれ「折り紙」で立体物を造る企画です。 実際に日本社会の中で働いている方々で、グローバルワーカー(ベトナム籍:4名、モンゴル籍:2名)計6名の方に一緒に参加していただいきました。
生徒たちは、ユニット折り紙の「折り図」を建築の「図面」として捉え、一つ一つのパーツを正確に折り上げ、それらを組み上げて立方体を完成させます。この立方体を小さな「建築物」としてグループで協力し、品質を保ちながら時間内に完成させるというミッションは、実際の建設現場でのチームワークや工程管理、品質管理の重要性について、学ぶ絶好の機会です。グローバルワーカーの皆さんは、「折り紙」を折ることは初めての体験で終始興味津々で楽しんで取り組んでいた姿が印象的でした。この『折り紙チャレンジ』は、日本文化への理解や体験の側面もあります。生徒たちは、修学旅行で台湾を訪問した経験を活かして、積極的に活発なコミュニケーションを交え、すべてのグループが言葉や文化の壁を越えて協力して一つのものを作り上げることが出来ました。
ご協力いただきました吾妻工業㈱様、㈱ビルコ様、大黒屋建材㈱様、㈱㈱高信工業様には、改めて感謝申し上げます。
【建築デザイン工学科】3年生・官学連携授業 with 埼玉県環境科学国際センター
令和8年6月3日(水)に官学連携授業の一環および地球温暖化問題の知識及び意識向上を目的に、建築デザイン工学科3年生(建築コース)を対象に埼玉県環境科学国際センター(所在地:加須市)で温暖化対策担当をしている大和広明博士をお招きし、地球温暖化等の専門的なご意見を聴く特別講義を実施しました。
温暖化をより身近に感じ、刻々と変化する温暖化に対して原因を抑える「緩和」と影響に備える「適応」という言葉を学び、同時にその地球環境を踏まえた上で、建築学を学ぶ生徒として、いかに「快適な人間の活動空間」を創作するか、そして温暖化とどう向き合っていくのかを考える重要な機会となりました。
生徒は、温暖化と人間社会そして建設業界が密接に関わっていることや環境を考慮したものづくりが必要であることを学び、しきりに感心した様子で講義を聴いていました。
大和先生には、台風接近の中本校まで足を運んでいただき、また貴重な講義を実施していただきましたことに、改めて感謝申し上げます。
【建築デザイン工学科】3年生・産学連携授業 with 吾妻工業㈱
令和8年6月2日(火)に産学連携授業の一環として、建築デザイン工学科3年生(建築コース50名)を対象に吾妻工業㈱(本社:さいたま市大宮区)様にご協力いただき、3年生2クラスを対象に『建設業の施工管理について』の特別授業を実施しました。
同社は昨年度旧大宮工業高校の実習棟改修工事を担当しており、主に「施工管理」業務の内容説明だけでなく、工事現場における1日の業務サイクル、技術職や技能職の違い、福利厚生や待遇面の他などを踏まえて授業を進めました。
また、地場企業と大手企業に勤める違いやそれぞれの長所や短所、給与所得や休暇取得の形態や違いなどといった産学連携授業ならではの情報も織り込まれ、生徒は自身の未来像と重ね合わせながら真剣な表情で聞き入っていました。
3年生の今の時期は、進路決定する重要な時期でもあり、生徒にとって非常に有意義な時間となりました。特別授業をしていただきました吾妻工業㈱様には、改めて感謝申し上げます。
【建築デザイン工学科】3年生・国際交流教育~JICA海外協力隊・ボリビアとのオンライン授業~
令和8年5月26日(火)・27日(水)の両日午前中、本校の国際交流教育の一環として、JICA海外協力隊で南米ボリビアに派遣されている隊員とオンラインで結び、建築デザイン工学科3年生を対象に特別授業を行いました。
現地、ボリビアは日本との時差が13時間(前日5/25・26夜に相当)あり、日本時間の午前中であればオンライン対応ができるため、無理をお願いして実施しました。
今回授業をしていただいたのは、現在JICA海外協力隊でボリビアに派遣(24年度3次隊:サッカー隊員)されている『池田史朗』さんです。池田さんは、現地ボリビア・コチャバンバ県でサッカーコーチとして現地の子供たちや学校等でサッカー指導をしており、オンラインを通じて現地での隊員活動の様子の他、ボリビアの食文化や生活の様子などを写真などを織り交ぜながら説明していただきました。
ボリビアは、国全体で標高が高く気候も雨季と乾季が明確に分かれ、南米独特の建築様式や気候風土に合わせた建物が映し出されていました。日本では南向きを意識し建物が造られますが、ボリビアは南半球のため北向きを意識する必要があるなど、また一味違った考え方を学ぶこともでき、生徒は非常に興味津々で授業を受けていました。
サッカーを通じて日本とボリビアとの交流を実践している池田さんの活動をオンライン授業という形で知ることのできた貴重な時間となりました。授業をしていただきました池田さんには、改めて感謝申し上げます。
近い将来、本校卒業生が海外で活躍する際、またオンライン授業をしてみたいですね。皆さん、期待しています!
【建築デザイン工学科】3年生・産学連携授業 with 旭化成ホームズコンストラクション㈱
令和8年5月21日(木)に産学連携授業の一環として、建築デザイン工学科3年生(建築コース50名)を対象に旭化成ホームズコンストラクション㈱様をお招きし、建築生産技術の重要な要素である 【PDCAサイクル】について特別授業を行いました。
この授業は、工業教育で重要な要素である【生産管理: PDCAサイクル】に焦点を当て、実際に企業が行っている PDCAサイクルの事例を挙げていただき、常により良いもの作り出すための工夫や考え方を分かりやすく、説明していただきました。
1限目の座学では、企業でPDCAサイクルの事例を挙げながら、一度製作した製品に対して「もう少し改善の余地がないか」「もっと使いやすくするには」などを考え、そして改善を実行して新たなものを作り出す概念=PDCAサイクルを学びました。工業教育では、常により良いものを改善してものを生み出していくことが醍醐味の1つで、生徒は、普段の学校生活や実習の中でもこのサイクルを自然と実行していることに気づいたようです。
2限目は、PDCAサイクルを生かしたペーパータワー作りにチャレンジしました。グループに分かれ、輪ゴム・箸・A4用紙を使って与えられた条件でどれだけ高く作れるかを競います。グループでそれぞれ作戦会議をし、時間内にタワーを作り、高さを記録します。その後振り返りを行い、更により高くより良いものを作っていくための作戦を考え、再チャレンジし、一回目よりどれぐらい高さが伸びたかを競いました。グループによっては記録が伸びたところもあり、また【 PDCAサイクル】の重要性や意義を身を以て学ぶことができました。
改めて旭化成ホームズコンストラクション㈱の皆さまには、体験や実践を通したPDCAサイクルの特別授業を実施していただいたことに感謝いたします。
【課題研究】文化祭「ウェルカムアーチ」製作プロジェクト 校長先生へプレゼンしました
校長室での真剣勝負!アーチデザインプレゼンテーション
先日、校長室にて「文化祭ウェルカムアーチ」のデザイン案に関するプレゼンテーションが行われました。
プレゼンを行ったのは、建築科の3年生。本校の「課題研究」の授業の一環として、文化祭の顔となるアーチの設計・製作に挑みます。
生徒たちは、自分たちが考案したデザインのコンセプトや構造の安全性、そして来場者を迎えるための「おもてなしの心」を校長先生に説明しました。緊張感漂う校長室でしたが、自分たちが描いた夢を形にするため、一言一言に熱が感じられるプレゼンテーションが行われました。
ウェルカムアーチは10月末に行われる文化祭にてお披露目されます。
ぜひ楽しみにしていてください。
【課題研究】さいたま市観光国際課との官学連携スタート! ~氷川神社・大宮公園でのイベントに向けて~
大宮科学技術高等学校では、地域の魅力を技術の力で発信する「官学連携プロジェクト」を推進しています。
今年度、建築科・電子機械科の3年生28名が挑むのは、さいたま市観光国際課と連携した地域活性化事業です。
このプロジェクトの目標は、大宮の象徴である「武蔵一宮氷川神社」と「大宮公園」で開催されるイベントへの参加です。
【主な活動予定】
7月:大宮公園「七夕イベント」 …照明作品等の展示。
11月:氷川神社「プロジェクションマッピングイベント」 …コンピュータ制御のイルミネーション設置や、技術を駆使したプロジェクションマッピング映像の投影。
会場の下見と地域学習を実施
4月24日(金)、本格的な制作を前に、生徒28名が会場となる氷川神社と大宮公園を訪問しました。
当日は、さいたま市観光国際課の皆さまや大宮公園関係者の方にご案内いただき、まずは参道を歩いて氷川神社へ参拝。その後、イベント会場となるエリアをくまなく下見しました。
また、大宮公園内ではその歴史についても詳しくお話を伺い、自分たちが作品を展示する場所が持つ意味や背景を深く学ぶ貴重な機会となりました。
下見の最後には、舟遊池の「ボートハーバー」さまのご厚意でボート体験もさせていただきました。水上からの景色を楽しみながら、生徒たちの創造力もさらに膨らんだようです。
自分たちの技術がどのように地域を彩り、訪れる人々を笑顔にできるか。これから数ヶ月にわたる「課題研究」を通して、生徒たちは試行錯誤を繰り返しながら作品制作に励みます。
イベントの詳細は、随時本ホームページでお伝えしていきます。どうぞご期待ください!